みなさん、こんにちは。
先日のTTRSのデビューでもお知らせいたしましたとおり、「クワトロ」と並んで象徴的なアウディのテクノロジーである
「5気筒エンジン」のモデルの系譜についてお話したいと思います。
1976年に100シリーズのフルモデルチェンジを考えていたアウディは、他社がこぞって6気筒エンジンを採用する中、「縦置き」、「FWD」を先代より踏襲していたためストレート6を積んでしまうとフロントオーバーハングが長大化してしまうばかりか、操縦性の悪化に繋がると懸念していました。そこで考え出されたのが、気筒数は偶数が理想という概念を破り、「5気筒」という発想に着手しました。すでに80シリーズで採用していた1.6ℓSOHCの4気筒を基本に1気筒を加え、更にストロークを延長したものでした。このことにより5気筒が誕生いたしました。5気筒エンジンの「みそ」は4気筒の俊敏性と6気筒のスムーズさの両方(軽量化、エンジン特性向上)を兼ね備えているということなのです

そして、1980年、テクノロジーで時代をリードするアウディの定評を確固たるものにした常時4輪駆動のアウディクワトロ(Ur quattro=オリジナルクワトロ)の登場により、アウディ=5気筒のイメージが定着することとなりました。Audi quattroには200シリーズ用に開発された5気筒ターボエンジンを搭載し、当時のラリーホモロゲーションであるターボ換算1.4倍をもって3.0L以下のクラスになるように排気量を2.1Lと設定されました。

1984年グループB時代の到来によりボディに改良が加えられ、ボディを切り詰めショートホイールベースとした、「Audi Sport quattro(アウディスポーツクワトロ)」が発売されました。

そして最後の最後に満を持して生まれたのが「Sport quattro S1」(フォーラム展示中です!!!)です。
かつて創始者アウグストホルヒが「レースは技術の実験室である」と謳っていましたが、まさにその瞬間ですね。
この走ることへの飽くなき挑戦は色々な技術を生んできました。それはまた別の機会に・・・。
そしてこのようにして生まれ変わった5気筒が「TTRS」の心臓に埋め込まれたのでした!
このエンジン、また新たな歴史を刻んで参ります・・・・。






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